黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

のんき坊@北区駅前町

ウドン350円 牛干し肉580円 酒

えびめしを堪能した後散髪に行ってサッパリしたところで向かうのはのんき坊である。というか、のんき坊に近い散髪屋を選んでいるのだ。

ハイボールはいかが」と菅野美穂が微笑むがスルーさせていただいてコップ酒を注文。

あては津山末永商店の牛干し肉である。軽く炙ってある。ちょこっと醤油を付けてキャベツカイワレネギを添えて一口で放り込むとアブラの甘さ、肉の旨味がジワーと広がる。スルメのように硬くなく中心部は柔らかい。天日干しされただけなのでビーフジャーキーみたいな人工的な味付けはなにもない。

10数年ぶりのウドンである。当時始発の新幹線に乗る前に腹ごなしがしたくても6時前に開いている店はここしかなかった。今だから言うが、当時のんき坊は24時間営業という以外にありがたい点はなかったといっていい。店内は薄暗く、腰がないというのも気が引けるくらいの麺、ぬるく苦み走った汁、冷えた天ぷら。2度か3度行って懲りたわ。昨年ハイボール酒場にリニューアルして変わったようだ。料理はうまいし、なにより居心地が良くなった。それでもウドンに手を出すには一年かかったけどね。結論から言うとずいぶんいいウドンになった。出汁は熱くうまいし麺はモチモチとして量が多い。これなら肉うどんとかもつウドンも食ってみたい。この麺をホルモン焼きうどんで食うには徒歩2分昭和居酒屋たいむ☆とりっぷでいただける。