とりあえず読了。2巻までの感想で短編集と書いたが、後半は壮大な図式になっていた。なにしろ登場人物が多い。意外な人間関係、わけわからぬ行動、最後まで死体もドンパチもなし、傷害事件がひとつかふたつ起こるだけ、でもまさしくミステリー。古書が事件を作っていき主人公は翻弄されつつも難題に向かっていく。主人公たちの特異なキャラクター、超本の虫の女性と本の読めない男性の恋話も進行しつつ、謎の過去が徐々に明らかに、しかし最後の事件は解決してもよくわからなかった。
それで一巻から人間関係を追って再読中。
しかし「それから」も「走れメロス」も読んでないけど、おおむね把握した気になったわw