黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

山口冨士夫本

村八分 8曲入りCD付、なかじまらも「ねたのよい」収録 3045円

文体から口述筆記だろう。冨士夫さんが日記をつけているのか、パートナーがまめに記録していたのか、ロック画報05号の年表と見比べてもきわめて緻密な記録である。あのテクニッシャン・ドラマー上原ユカリが辞め、後釜がろくに叩けなかったカントさんだった理由も書かれている。ジャパンロックフェスでのパーフォーマンスにも触れていて「脳みそ半分」をやったのがわかった。このフェスにオレはいて村八分を見ている。
「ムービンを経営してたのははちみつぱいのヤツ。アイツが今でもオレの『335』持っている」その335は岡山にある。すごい因縁だ。