鍋焼きうどん 1200円
牡蠣2個、貝柱2個、海老(天麩羅とむき身)、魚切身2切、豆腐2片、蟹足1本、卵1個、わかめ、野菜、キノコ類。具だくさんで麺も多い。1200円は高くない。小皿に取り分けず鉄鍋から直接フーフー言いながら食うのが醍醐味。ただし蟹足と卵、魚切り身だけは火が通りすぎないように別にしておく。この店はメニュウが多いのでいつも迷う。迷う割には鍋焼きにしてしまう。他には釜飯の定食、カレーウドン(凄くうまい)しか食べてないなぁ。
しかし鍋焼きって焼いてないですけど?「すき焼き」の語源は有名だが「鍋焼きうどん」の由来は何か?これは鍋料理とは何かという問いを解決しなければならんだろう。で、実はいろいろ調べたのだがさらに混迷の度を深めたに過ぎない。ただ簡単な結論は出た。今で言う「鍋」は「鍋焼き」こそ語源だった。鍋焼きが略されて鍋になったのだ。つまり、肉や野菜の具材を鍋に入れて煮込み、その鍋のまま食うこと。追加すれば食卓で火にかけ複数の人間が一緒に各自具を取り出す。そして汁がある。これが江戸時代からの鍋焼の意である。鍋焼きが鍋物になり単に鍋と呼ばれ一般化するのは意外にも戦後である。ちなみに韓国料理のチゲは鍋の意味であるからチゲ鍋という言い方は「鍋鍋」と言っていることになる。ま、鍋に関してはもう少し調べてみてからね。