黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

Gasoline Alley  Live at Aussie Bar

「Gasoline Alleyの原点ともいうべきAussie BarでのClub GIG。'05 April 28伝説となった衝撃のデビューから丸三年。凄まじい進化とパワーアップを遂げたGasoline Alleyが持てる力の全てを注いで皆様にお届けする渾身のライブ」(HPより一部改編)




2月記念ライブの告知があって2ヶ月。待ちに待った2ヶ月だった。いつもなら30分5曲位しか聴けないのがこの夜はたっぷり2時間以上あるという。メンバーのナンシーは「Gasoline AlleyってStonesのスタジオテイクともライブテイクとも違うんですよね。それでいて'60年代後半から'70年代のもっともスリリングでパワフルなStonesのパフォーマンスと楽曲の魅力をカヴァーしていると自負しています」という。まさにそのとおり、物まねではなくストーンズサウンドの芯の部分を表現しているので「スタジオテイクともライブテイクとも違」ってもストーンズを想起させかつGasolineAlleyのサウンドにもなっている。
期待された1曲目はなんと”Hey Negrita”であった。アルバムBlack&Blueからである。そして2曲目3曲目は”Ain't too Proud To Beg ””It's Only Rock'n Roll”これはアルバムの順番通り。2曲目はテンプテーションズのナンバーである。ソウルからロックンロールへの橋渡しみたいじゃ。川上氏は”Tell The Truth ”を、再びテンプテーションズのナンバー”Just My Imagination”をナンシーが唄う。お馴染みの曲もハサミながら贅沢な時間が過ぎていく。”Honky Tonk Women”では川上氏の左手小指がつってしまい、さらにスリリングな現場になりました。
そして、内田裕也を撮らせたら世界一のカメラマンよねちゃんが乱入。バンドとカメラのフォト・セッションが行われました。これはきっとブルレコ誌の表紙を飾ることでしょう。
終了は午前0時になろうかという延々3時間に及ぶライブでした。個人的にはアコースティックセットを混ぜてもらいたかったとはいえ、先日ブルブルでそのぶん演ってるからなぁ。