えびめし コールスロー付 ８８０円
東京の「いんでいら」には２系統ある。宮下公園の「カレーハウスいんでいら」と、もう一つは道玄坂センター街Ｂ１の「いんでいら」である。カレーハウスの方はチェーン展開していてＨＰによると大町興業というのが元らしい。なので仮に「大町いんでいら」と呼んで区別しておく。センター街の方はカウンタ４席くらいテーブル２席の小さな店である。どちらも「創業５０年」をカンバンにしており独特の字体のロゴも象さんマークも一緒だが、大町いんでいらには丸い縁どりがある。
僕が記憶しているのはもう３５年前、今は変わってしまった名画座（たしか３００円）の近所だったように思う。見た目は岡山のとおなじでも、あまりおいしくなかった。だからそれ以後は２度か３度行ったきりだ。
えびめしが岡山でブレイクして「いんでいら」→「えびめしや」に変化し終息していった結果えびめしを扱える店が増えた。そして時の流れと共に同じでなくなり各店各様の味に変化していくのである。同じなのはどの店も元祖を名乗っていることだ（ココ笑うところです）。
で３５年ぶりの東京のえびめしは別物だった。えびめし本来のスパイシーさ甘さ香ばしさはなくカレー風味のみ。これではドライカレーしかも貧弱版ではないか。おそらく大町いんでいらも同じだと思う。なぜならＨＰを見るとカレーに力を入れているし、ブログを検索してメニュウの写真を見たがカレーがメインでバリエーションも豊富、えびめしは隅の方に載っている事からもうかがえる。
内心期待していたのであるが残念な結果だった。もっとも気が晴れてスッキリしたといえる。現在えびめしの最高峰は「ピクニック円山店」と思う。
