黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

お弁当寿司@高島屋

詰め合わせ 大阪寿司

穴子押し寿司、海老と厚焼玉子の押し寿司、バッテラ、巻き寿司。

鯖押し寿司を大阪ではバッテラという。バッテラとはポルトガル語で小舟のこと。当時の押し寿司の木枠がボートに似ていたことからそう呼ばれるようになった。別の説には、出来上がった寿司の形がボートに似ているところからついた名前とも言われている。
でも、なぜポルトガル語なのか。英語ならばボートと呼ばれたのだろうか。大阪にポルトガル人が多かったとも言い難い。神戸には領事館があったからそれなりに文化的な交流があったかもしれんが寿司の名前になるほど深かったとも思えない。この小舟は底の平たい和船ではなくカッターとかランチと呼ばれる型式のようだ。文明開化の頃大型船舶が導入されてその救命艇など艦載艇をバッテーラと呼んでいて、それが一般に広まって洋式の小舟をバッテーラと呼ぶようになった。咸臨丸で渡航勝海舟が江戸が恋しくなり「バッテーラを降ろせ。江戸に帰る」と叫んだとか。