黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

良観あらため麺屋三陽@北区中山下

台湾ラーメン550円

店名が変ってしているとの情報で訪問。看板には「中華名物 揚州炒飯」とある。
揚州は揚子江のほとりの市で揚州炒飯はいわゆる五目炒飯として中国各地に広まったことで有名。また玉子を一粒一粒にからませた黄金炒飯のルーツでもある。揚州炒飯には逸話があって、その昔皇帝が揚州を訪れたとき突然食事をしたいと言い出した。なにも用意してなくてあり合わせの材料で質素な玉子炒飯を作ってお出しした。宮廷に帰った皇帝が炒飯を所望したが豪華絢爛の炒飯はおいしくなく「やはり炒飯は揚州に限る」と言ったそうな。「目黒のサンマ」だな、これは。

店内はあまり変化した様子はないみたいだ。以前の店長さんを覚えていないのでわからんが、この方は日本語がややたどたどしかった。お姉さんはたぶん同じ人だと思う。

台湾ラーメンはどれくらい辛いですか」と答えにくい訊き方をしてしまった。店長さん「あぁ、ちょっとだけね」と訛りのある返事。「じゃ、ちょっと辛めでお願いします」「あぁ」とイントネーション上げ気味の返事。
揚州と台湾のつながりはわからんが、この店では「台湾ラーメン」がメインのようだ。台湾ラーメンと炒飯のセットメニュウもある。