黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

全農おかやま直売所@北区表町

表町をそぞろ歩く。

表町商店街にシャーッターを閉めっぱなしの店が多くなった。人通りが少ないから店がやっていけない。さらに人が減る悪循環なんだろうね。買い物だけなら今は郊外の大規模店に人は集まる。駐車料金がかからないというだけでも大きなメリットだ。表町は専門店の集まりだからひとくくりで考えれば、イオンやジャスコと同じ大規模店とみなすことも出来る。ワゴンセールやイベントなど工夫を凝らしてはいても長期間の集客には繋がってないみたいだ。
僕の学生時代は表町に行くことが目的だった。ただ人混みの中をぶらぶら歩くだけである。天満屋サテスタ前で待ち合わせをして服を見たい奴はVANとかJUNの店に立ち寄り、音楽好きは大森楽器や栗山にたむろする。三々五々再び集まってカニドンでカキ氷を食う。だいたい丸善からテアトル岡山まで三往復くらいする。今考えると馬鹿の集まりみたいだが、おもわぬ人に会ったり喧嘩売られたり、買い物やアテがなくても表町に居るだけで充分おもしろかった。僕たちはこのチームをOTK(表町友の会)と呼んできた。いや、過去形ではない。数は減って10人くらいになったが現在も存在している。昔と違うのは「葬儀委員長」がいることくらいだ。
新しい店もある。呉服屋の一階が野菜の直売所になっている。

写真やイラストはなくても「生産者の顔が見える」ようだ。

新種のミカンがあった。スイートスプリングという名前らしい。そういえば昨秋いただいた気がする。

皮がごつごつして、見かけは悪いが甘スッパくおいしかった。

唐辛子には弱いが「半額」にはもっと弱い。

最近の豆餅は柔らかすぎて不満だ。それは餅米しか使っていないことだ。うるち米(普通のお米)を2,3割混ぜて搗き加減を弱めにすると米のつぶつぶ感が残って、焼くと丸餅ほど膨らむことなく豆がほどよく焦げて芳ばしい豆餅になるのだ。黒豆を見てそんなことを思いつつ口が豆餅になっている自分がいる。自分で作るより他はないな。

500円以上買い物をするとガラポンが出来る。1300円買い物をしたので2回できるかと思ったが一回だけらしい。

ガラポンのコツはゆっくり回すことだ。まず矢印とは逆の方向にゆっくり廻す(厳密なところでは係の人に注意されるけどそれでも1/2くらいは廻せるはず)「あ、逆かぁ」とかシラを切りつつ正回転にゆっくりまわす。なぜかというと玉は色によって重さが違う。外れの玉は重く、当たり前だがたくさん入っている。なので勢いよく廻すと重い玉ばかりが入口に寄ってくる。ゆっくり逆に廻すのは玉をばらけさす意味がある。もっとも機種によってはすでに次の玉がスタンバイしている器械があるので、このときは複数回ひかないといけないね。

そんなわけで赤玉3等賞を出してしまいました。こんなことがすごく幸せだったりする。