黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

城下公会堂@北区天神町

8月28日 Sketch For Summer小西泰寛x田中恵一

小西君はペダルスチールやバンジョウ、日頃はアコースティックで、ウエストコーストであったりアイリッシュであったり草原を駆け抜ける風のようなサウンド、一方の田中さんはギターで前衛的な試みをされている。

この二人が共演するのは興味深い。「夏のスケッチ」ということなので暑い夏をさらにヒ−トアップさせるのか木陰に吹く涼しげな風になるのか楽しみだ。

機材。

第一部はソロで。開演前田中さんはアンビエントでとおっしゃていた。細かなフレーズを積み上げながら組み立てノイズは最小に押さえていたようだ。

第一部の小西君。ペダルスチールはもともとシュールな音なんだと感じた。最後に「過ぎ去る景色を」を演奏。この本歌は聴けば誰でも知っている曲だ。訳詩のすごさにちょっど感動。

第二部はデュオで。発信器を使ったりノイズを混ぜたりだが、丁々発止って感じではなく静かな共鳴、融合といえる空間を作り出していた。
オープニングと幕間にはDJぞさんのBGMが流れ雰囲気を盛り上げていた。ほとんどみたことがないので何とも言えないが、DJというとファンモンのケミカルみたいに踊りながらレコードを廻すパーフォーマンスかとおもってたら、ぞさんは何かしら音を出したら機材の裏で一服したりビール飲んだりしていた。よくわからんがそれはそれで面白かったな。