黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

ラ・サンテ@札幌市

ランチ ソレイユ2000円 ワイン1/2B 1800円

歩道と車道の間に積み上げられた雪の山に驚きつつ、おっかなびっくりで歩く。地下鉄の上がり口には二重ドアが設置されていて寒気が入り込まない工夫がある。

徒歩5分の行程を15分かけてやっと到着。

なにわともあれワインで疲れを癒やす。ハーフボトルが一気に無くなってしまった。

20席ほどの広くはない店内、落ち着いたムードが漂う。店員さんの対応が細やかで居心地がいい。札幌の雪事情など教えてくれた。外は雪が降っていたが、これくらいは日常茶飯事らしい。

キクイモ(たぶん)のスープ。メレンゲが浮かんでいる。「この量しかないのか」と叫びたくなるほど美味い。

鴨肉のスモークとムースのオードブル。ムースの下にはニラが敷いてあって、ニラのこういう食べ方は初めてだったわ。一皿で色々な味が楽しめた。どういう素材かはよくわからんかったが。

青ゾイと海老のムニエル。青ぞいはキタメバルとも呼ばれオホーツクで獲れるらしい。淡泊な白身に脂がのっていて、ほのかに甘さがある。海老はやや火の通りがハードで若干マイナス点。とはいえ添えられた野菜やビネガー・ソースが主役達を引き立ててトータル満足な逸品。

デザートはココナッツのムース。コーヒーもつく。
全体量は少なめで若い人や男性には不足かもしれないが、ひとつひとつ丁寧に作られた料理はすばらしく満足できた。中心部から地下鉄で四駅、充分近い距離だ。