「フランク・ザッパ初の遺族公認ドキュメンタリー映画『ZAPPA』の日本公開が決定!」大都市圏では4月22日公開。
監督は、アレックス・ウィンター 知らんけど。
出演、アニメーション作家ブルース・ビックフォード、パメラ・デ・バレス(不明)、バンク・ガードナー(Sax)、マイク・ケネリー(G)、スコット・チュニス(Bass)、ザッパ音源発掘専門家ジョー・トラバース、イアン・アンダーウッド(Sax他)、その嫁ルース・アンダーウッド(Pac.)、スティーブ・バイ(G、採譜)、レイ・ホワイト(G)、ザッパの妻ゲイル・ザッパ、他
「音楽業界のほとんどが、<音楽>ではない。by zappa」
1969年岡山のロック喫茶コマンドで初めて♪キングコング♪を聴いた衝撃はわすれられない。というか、50年以上経った今でも引きずっている。
1976年初来日を果たしたザッパは、2月1日浅草国際劇場で初日を迎える。「ユウヤ・ウチダ プレゼンツ浅草最大のロックショウ」だ。コスモス・ファクトリーや四人囃子、井上尭之と麻生レミのウォーターバンド、1815Rock'nRollBandが出演した。
マザーズが登場すると僕らは最前列の通路に突進し床に座って間近で見た。ザッパはピチピッチのジャンプスーツ(しかもド紫一色)を着ていて、ギターソロで股間がもっこりしてくるのがわかったわw 自分のギターソロで興奮するなんでスゲー人だなと思った。僕は小型のカセットテープを廻したのだが、周囲の歓声でうまく録れてなかった。
2月3日大阪4日京都と追いかけたかったが,学生なので金もないし、試験も間近(これはあまり気にしなかったけど)で、5日東京 日本青年館の追加公演に行った。雪の降る寒い日と記憶している。
中盤♪シップ・アホイ♪の途中で演奏を辞めた。しばらくしてサンドウィッチをかじりながら出てきて「アンプの調子が悪いので辞める」と言って引っ込んだ。ロビーに集合した僕らは、曲順を確かめ合ったり、ロイ・エストラーダがかっこよかったとか、あの若いドラムはだれだ?とか(後にテリー・ボッジオだと知る)と、途中辞めだったにもかかわらず僕らはとっても満足していた。たぶん浅草より音がよかったせいだ。その後来日することはなかったんだね。
ザッパは多作で、2枚組が多いので聴く方も力が要る。当時流行のヘビーメタルとかパンクとか聴く余裕も、また音楽的にも違いすぎて興味が湧かなかったし、それ以上にザッパを聴くのに時間がかかった。
晩年は、渋いクラッシックみたいなアルバムを出したり、過去の自分の音楽(ロック)を否定するような発言や初期のアルバムの一部を新しい音に差し替えて再発するなど、僕には若干イラッとするような行動もあるのだが、一貫してザッパを好きだ。
1993年12月没後も、遺族の手でどんどん未発表版CDが、ここほれワンワン的にでたので、ずーっとザッパと共にあったようなもんです。
3月には大好きな「フィルモア・イースト1971」の記念CD8枚組が発売される。これにはジョンとヨーコとのセッションも未編集の完全版で入っているらしい。
映画ザッパが岡山で公開されるのは,もっと先のことだろうが、気長に待つことにしよう。