ミスタームーンライト～1966ザビートルズ武道館公演みんなで見た夢～＠岡南シネマ
中学二年生の時だったな、ビートルズ日本公演のＴＶ中継は。試験前だったので親がうるさくて集中できなかったのを覚えている。実はこの頃は熱心なファンでは無かった。熱狂的になったのは、次の年「愛こそはすべて」の衛星中継からだ。早朝5時頃の放映だったので眠かったが、彼らを見た一瞬で頭が冴えた。
この映画は、招聘に関わった人たちと当時のファン、ジャーナリスト、ビートルズのロード・マネージャー、カメラマン、ビートルズ研究家、警備担当者など50人以上のインタビューで成っている。現在90歳を超えた人もいる。みな記憶が鮮明で観ていて感動したわ。
いままで伝えられてきた来日エピソードの矛盾が解決した。すなわちエプスタインから来日希望の電話があって、三ヶ月後に公演が実現したみたいな話。そんなわけ無かろうと思ってはいたが、それ以上の情報が無かったからね。
上記の記述はあながちウソや作り話ではない。交渉は一年以上前から水面下で続けられていて、スポーツ新聞に時々「来日か？」の記事は載っていた。そして1965年秋来日の線が決まりかけた頃、ＭＢＥ勲章が授与され授賞式が秋に行われることになった。来日どころではなくなりボツになった。その後も交渉は続いたようで具体的になったのが1966年３月ということらしい。
ポスターと場面転換で使われるイラストは浦沢 直樹氏の手によるものだ。お洒落でかっこいい。
サウンドトラックは、鈴木宏紀氏のドラムソロが素晴らしい。他のミュージシャンはだれだか不明なのが残念。
パンフレットは作られてないようだ。
ビートルズ関連の本やグッズはいまでも山のように発売されているんだね
