スイム2000m
1週間ぶりに泳ぐ。ラーメン祭で凝った体がほぐされていくのがわかる。
泳ぎながら次の自作ラーメンについて考えた。10月28日玉野市電祭でのラーメンである。すでにコンセプトはできあがっていて鶏ガラ醤油細麺の天神インスパイアである。インスパイアとは単にパクリや真似のことではない。オリジナルに対するオマージュをどれだけ表現できるかである。天神が岡山のラーメンにもたらした影響は大きい。それまで豚骨中心だった岡山のラーメンを鶏ガラにシフトさせた原点といえる、原店と書いてもいいくらいである。さらにそれだけではない重要な原点、それは「濃厚さ」である。岡山のラーメンの原始はライト豚骨であった。やまと浅月の例外もあるがこれらは冨士屋などの他店と比較して濃いくらいで今ほどコッテリ濃厚ではなかったはずだ。鶏ガラをメインに使うことでいままで豚骨では出しにくかった濃さが出せるようになったのである。天神のは濃厚ではないが、そう感じさせるなにかを持っている。
また天神のチャーシュウは独特の形をしていて基本は菱形である。通常は作製時に巻きこんだり縛ったりして仕上がりの形をきめていくのであるが天神は生肉のカットできめる。それを醤油と水で煮るだけいたって単純である。しかし僕たちが天神チャーシュウを作ろうとすると酒やら何やら少量添加しないと似てこない。シンプルだから余計に真似しづらいのだろうな。
さて28日のはチャーシュウ、蒲鉾、モヤシ、卵、メンマ、ネギをトッピングにする。チャーシュウの仕込みに工夫しないとね。そして原型にはないメンマを合わせる。もしも天神がメンマを作ったら・・・という嗜好である。150食の予定。