黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

ダントツラーメン@岩田町

7月22日オープンのラーメン二郎インスパイア系のお店。二郎系で修行したのではなさそうだ(未確認)。ちなみにお隣は有名なバー「DALI」である。濃い店が二軒並んでいる。
ラーメン二郎は東京三田に本家があるカリスマ的ラーメン屋。ギトギトのスープにあふれ出る極太麺てんこ盛りの野菜ぶつ切りチャーシュウ、二郎にしかないボリュームと中毒性で満足度NO.1。行列から退店までいろいろな作法というか心得があり一通りマスターしていないと並ぶのもはばかられる店である。わたしは、はばかったままであるので経験者の言を引かせてもらう。

基本的にまず食券機で麺の大小を選ぶ。初心者が選ぶのはもちろん小である。大は丼を目撃すれば納得されると思うがとんでもなくデカイ。また卵とかチャーシュウ(ブタという)増などの有料トッピングも食券機の時点で決定するが初心者は避けた方が無難である。
本家では並んでから着席までに約12の心得がある。曰く食券の買い方、トイレの借り方、お茶の買い方、行列の作法等々。さらに食券の置き方、水の取り方、コールの作法、退席時の所作など着席してからも油断ならない店なのである。店を出たときの開放感はいかばかりか推し量れよう。
もっともダントツでは、こんな事はなくカウンタに席を取ると水は背中側にありセルフになっている。食券を出すと即好みをきかれる。すなわち麺(硬めふつう)タレ(濃いめ、うすいめ)脂(多め、少なめ)野菜(多め、少なめ)わからないあるいはディフォでよい場合は「ふつうで」と答えるとよろしい。
本家ではこれを「コール」と呼んで「ヤサイ」「カラメ」「ニンニク」「アブラ」などの呪文を使う初心者にとって最大の難関である。
今回私は初めてなので基本的なラーメン小(麺150g)600円を選択し、先駆者の情報によるとディフォで背脂多め、スープ辛めとのことなので呪文はタレうすめ、脂少な目、野菜多め、にんにく多めとコール。

一口スープをすすってみてタレ薄目脂少な目で正解であった。ほどよい醤油スープで好みの味。

このモヤシと同じくらいの太さのゴワゴワした太麺は苦手。カロリーやえびすの方が好きかな。でも奥歯でかみしめるタイプの麺に馴染みがないだけかもしれん。
ラーメンは結構腹に堪えたが、まだ余裕があるのと機会が少ないのでここでひとがんばりしてつけ麺を連食することにした。

つけラーメン小(麺230g)750円
つけ麺には大小のみで呪文はない。ちなみに大は460g。メニュウにはつけラーメンとあり食券機にはつけ麺と標記されていて、店の人は「つけ」と呼んでいる。刻みにんにくと魚粉が添えられている。モヤシとにんにくは全部投入。魚粉は残した。モヤシにまみれた魚粉が入るくらいで充分だった。たれはしょっパイ、喰いにくいくらいしょっぱい。ラーメンのスープて薄めながら一応完食。