黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

ぐりる こっく@中区国富

再出発

若シェフが修業のため町を出たので、おとーさんおかあーさんで店を再開。近所での仕事を終わらせて駆けつけたがラストオーダーに間に合わず外観を拝ませていただいたのみで失礼した。先週若シェフ最終日にも顔を出せず無念に思っていたが今日も残念であった。
そういえば昔2時半ギリギリに飛び込んだことがあった。その時はあせりと空腹で店の様子など気にもせず、突然息せき切って飛び込みカウンターに座り込んだものだから皆きょとんとしておられた。あらためて火を入れて用意し始めたので気がついた。もう片づけている最中だったんだと。本来なら「今日は終わりました」ですむところなのに、僕一人のためにとおもうと申し訳なくて恥ずかしくなったが、ここで帰ったら恥の上塗りである。

仕舞いかけていた食材を何事もなかったかのように整然と盛りつけてくださった。たった一人の気恥ずかしくも贅沢な時間と空間がそこにあった。(2007年5月31日のランチ)
短い期間でしたがいろいろな美味しい記憶が一杯詰まっている「こっく」なので再開してくださったことはありがたいです。