黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

自作ラーメン試食会@TACKYさん宅

5月2日千葉で行われた「第3回自作ラーメン試食オフ会」。ここで披露された自作ラーメン5種を送っていただきました。

送られてきたキットのひとつ。どれもきちんとパッケージされていた。

取説をプリント。丁寧でおもしろい解説。これにより事前に鯛の刺身や野菜を購入しておいた。

スク水さん作。濃厚豚骨魚介ラーメン【うほっ!!!良い麺’s★豚・鶏・魚の盛り愛】
丼が天一なのは見て見ぬふりしてくださいね。一杯目はディフォでいただきました。調味オイル2種使った割にはコッテリしすぎず、でいて濃厚。

このスープならということで自作派さんが二郎風にアレンジ。キャベツとモヤシをどっさりのせてブタマシのコブタ、っていうのかな。

太麺にボディーのしっかりしたスープなので何をやっても受け止めてくれます。

umeさん:鯛を大々的に使った冷やしラーメン【宇和島鯛きりらーめん】
鯛はこのためだったのか。刺身をあてに焼酎をいただきつつ完成を待つ間ふと思い出した。宇和島といえば遠い祖先の故郷で僕の名字と同じ名前の山がある。その昔お家騒動に巻き込まれ宇和を逃げ出したらしい。10年ほど前祖先の墓を探しに南宇和へ出かけたときいただいた刺身がこの上なく美味しかった。まさか今日我がルーツに思いを馳せるとはおもっても見なかったな。なにかの縁を感じました。

海苔、紫蘇、柚子の香りが引き立ち、ラーメンと鯛の組み合わせに違和感を抱かせないスープは、鯛の骨と鶏ガラを同量合わせてあり冷たくすっきりクリアー。黄身が麺にまとわる食感がアクセントになっている。麺にも鯛が仕込んであったらしいが鯛ソーメンのように鯛が前面に出ておらず、これも好印象。

たけあきさん:淡麗煮干醤油ラーメン【タンニボ】
個人的には煮干しの強いのは苦手なんだが、これはいいです。煮干しの選択と処理によってこうまで崇高な味になるのか。ため息がでそうでした。皮付きチャーシュウもうまかった。

スープに御飯を入れてお茶漬け風にいただきました。

パパ富徳さん:背脂を使った豚骨醤油ラーメン【セアブラシ亭の逆襲】
取説に「背脂を入れ忘れた」とある。急遽葱オイルを作成。それでも濃厚すぎるほど。でもミルキーでべとついてない。

モヤシを入れてみました。モヤシの煮汁と混ざると濃厚さが緩和されて逆に塩豚骨っぽくなったのは不思議。

HIRYUさん:辛いラーメン【HIRYU式担担麺改】
麺は福山のクラタ食品のつけ麺用16番を使用。なぜそうなったかは失念。この時点でも焼酎飲み続けておりましたのですみません。ラー油と胡麻はこちらで添加。スープの干しエビとナッツの香りがいいねぇ。ほれぼれします。グズグズしていたらあっという間になくなっていた。もう一口でいいから食いたかった。

TACKYさん宅に3人でお邪魔して台所と食堂を占領してしまい、かつ酒宴も同時進行という傍若無人な振る舞いにコーヒーまでいただいて感謝に堪えません。ありがとうございました。
どの作品も最高級の出来でパワーと熱気を感じました。僕らはここのところ朝市出店をメインにしているのでその制約から外れないラーメンしか考えていませんでした。しかし、この夜の5杯をいただいて久しぶりに自作の原点に帰った気がしました。自作オフ会ならではのラーメンが作りたくなりましたよ。
たけあきさんはじめ作り手の皆さんありがとうございました。