一番７５０円
野暮用を済ませて「２時までだったかな」と内心不安になりながら急ぎ足で向かう。よかった２時半までだった。先客３人後からふたりと時間に関係ない入りである。それでも昼時ほどでもないのか手の空いた順に水ようかん（ゼリー？）をおばちゃん達はモグモグしている。
この店には１１種２８のメニュウがある。といっても中華そばだけなんだが。基本形が一番である。大盛り、チャーシュウの量、玉子の有無の組み合わせが１１種、それに麺の量（１玉１.５玉２玉２.５玉３玉）の組み合わせが加わる。面白いのはメニュウの整合性がアバウトなことである。六番「肉の多く入り」の２.５玉は１２５０円、九番「大盛り肉多く玉子入り」２.５玉も１２５０円である。これは玉子５０円を規準にして、かつ「大盛り」が一玉増でないことに起因すると思われるが、この店でそんなことを気にする奴はいない。なんたって岡山のソウル・フードなんだから。
メニュウが幾ら複雑で矛盾があっても「四番辛め堅めの脂多め」という呪文があっても要するに一番なんだね。
