黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

備前岡山京橋朝市3月4日

今期最後の出店になりました。。毎回いろいろな工夫をするけど何もかも成功するわけではない事を実感しつつ嵐のような半年間を振り返って今回はシンプル路線に戻ろうか、なんて思っておりました。

機材とノウハウの蓄積だけは充分行ってきた。今日が終わったらしばらく休息できるようにサビを落としてきれいにしてやろうとコンロに語りかける。いつだってフルパワーで頼もしい奴らだ。

タフな連中が夜を徹して仕込みます。こっちもフルパワー。

今回のテーマは「トリは、鶏だぜ」つまり最後を飾るのは鶏出汁という意味だった。ところが配達されたものは鶏ガラだけでなく豚骨も入っていた。どうやら注文用紙にミスをしたらしい。打ち合わせで出たアイデアを書き留めて最終案を練るのだが「鶏オンリー」の方針がでたあと、豚骨のメモを消し忘れたようだ。冷凍保管の手もあるが次の予定がないので使うことにした。鶏ガラメインに違いはないのだけど豚骨ブレンドになってしまった。

チャーシュウ断面。デカいチャーシュウが定番になってきて今更小さいのに戻れない。来期はケチケチ作戦・・・。う〜〜ん

試作2号。ほんのり甘く熟成した醤油がいい感じ。麺は飛竜さんとのコラボ麺で22番角を使った。塩と灌水以外に添加物がないのと粉の性状でツルッとした食感である。これには好みがあると思う。最近流行のごわっとした麺に比べるとものたらなさや弱い感じがする。まるでソーメンっぽいといってもいい。柔らかくてものびることなく腰も維持できる麺を狙っている。

初っぱなからスゴイ行列で、湯換えを最短でおこなっても70分以上お待たせした時間帯もあった。最後まで行列が切れることがなく、辛抱に待っていただいてありがたいことです。(こじろーさん撮影)