サンラータン麺800円 酒550円
「八宝菜のぽうですよ」とご店主が教えてくれた。杭州の位置を指で宙に描きながら「上海わかるか。上海がこの辺な。そのちょっと下」「香港は近い?」「遠いよ、香港は広州よ」「こうしゅう?」よくわからんかったが、とにかく上海の近所らしい。
お酒は浪波あふれるほど注いでくれた。
麺は乾麺。とろみの強いスープに椎茸、溶き卵、キノコ類が混ざって酸っぱく甘い。そしてすごく辛い。この辛みは何だろう?熱いのとも痛いのともしびれとも違う。強いていえば熱いに近いのだが、口の中は逆にさわやかなんよ。劇辛が食べにくいのは唇がしびれ口の中が熱くのどが痛くなるからだが、そういう感じはなくて、体の中はホットで首筋から汗が吹き出るくらいに熱い。香辛料の使い方に技があるのか不思議じゃ。