黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

シアターBRAVA@大阪市

3月21日 ホロビッツとの対話 三谷幸喜作 演出

高泉淳子の圧倒的な存在感がよかった。
僕はクラッシクファンではないが、ウラジミール・ホロビッツの名前は昔から知っていた。1967年CBSソニー・レコードが発足した。オレンジ色のジャケ背と同じ色の帯、シールドされたジャケットは洋盤っぽくて、かっこよかった。なによりボブディランやフリートウッドマック、モービーグレープ、BS&T、シカゴ、アルクーパーなど当時めきめき売れ出したミュージシャンがそろっていたのだ。内袋には片面にロック・アルバムの、裏面にはクラッシク盤のラインナップが印刷されていて、その中にホロビッツの名があった。
またレコード屋でもらえるレコードマンスリーという冊子があって、毎月発売される童謡から歌謡曲浪曲、洋楽などすべてのジャンルのレコードを紹介していた。これも楽しみに読んでいた。新人や注目盤には解説が付いていてすごく参考になった。その中に12年間コンサートをしなかったホロビッツというピアニストがCBSソニーに来てレコーディングを始めたという記事があった。”滅びず”復活したんだなと認識した。
ロックのレコード集めに夢中でクラッシックには興味がなかったがホロビッツの名前だけは覚えていたな。そのつながりだけでこの芝居を観に行く僕は自分でも馬鹿じゃないかと思う。

久しぶりに見た「角淳一」の文字。

帰りに見かけたトランスポーターは、堀を隔てた大阪城ホールに向かっていった。