黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

レコード秘話@倉敷公民館

「レコード秘話 ビートルズ作品ヒットの舞台裏」
講師 高嶋弘之さん

倉敷でビートルズの初代ディレクター高嶋弘之氏の講演を聴く。講演前からロビーで持参されたレコードや写真の解説をしてくださった。

日本盤の「ミートザビートルズ」はUK盤とは違う編集(曲順)になっているのは何故か、と質問したら「それは僕がやった。なぜなら当時無名のビートルズを売るためにはインパクトのある構成にする必要があった」と答えてくださった。また「リボルバー以降邦題が無くなったのは?」「それは僕が担当を降り、若い部下に任せたからだ。それに洋楽が認知されてきて英語のままでも通用するようになったこともある」なるほどねぇ。

高島氏は、用意された椅子を使うこと無く一時間半立って講演された。中身が濃く、話があっちこっちに飛ぶのでついていくのが大変だった。客に時折質問もするのだが、それに答えられる客がいたのにも驚いた。
 最後に「僕が産んだのは、ビートルズ旋風と高嶋ちさ子だ」と締めくくられた。講演後もロビーで資料を指しながら質問に答え、解説を続けられた。当時の関係者が亡くなりつつあり、高島氏ご本人には今話しておかないと、という危機感があるのだろう。