黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

浦島食堂@北区中央町

中華そば500円 酒400円

日曜日の夕刻飯が食える店はこの辺だと「革麺家 花」か「菜々あぶら屋」しかないなぁ、とキングダムから歩いていると浦島食堂があった。

ノレンを挟んで看板とショーケースといいう昭和のテッパン・レイアウト。

酒を頼んでメニューを伺うと和洋中なんでもある。カレー・チキン・オム・ハヤシのライス系、親子・他人・木の葉・玉子・カツの丼系、八宝菜・唐揚げの中華系それに寿司系、うどん系が続く。もちろん定食もそろっている。もっとも夏の主役はソーメンとざるそばのようだ。
ビールのあてに煮魚をつついている客もいる。

この時期注文が少ないのか湯を沸かすところからなので若干時間がかかる。スープが業ダレなのはしかたがないね。チャーシューは市販の品ではないが需要からいえば自家製とも考えにくい。それでもスープと味を合わせている点でラーメンに工夫があるのは好感が持てる。麺は柔い。

丼に名前が入れてある。こういうのが心憎いねぇ。
地元のおっさんやおばさんが集って相撲を観ながら呑んだり喰ったり、話題は近所のネコが子を産んだとか、どこぞの息子が就職したとか、たとえ常連同士で悪口を言い合っても微妙な連帯感がある。そこには「古き良き時代」なんて懐古的な趣はなく、今を活きている力強さにあふれている。