黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

割烹 真善美@北区表町


5月15日開店された。お好み焼き「時来矢」の店長をされていた方が割烹を開いた。え?と思ったが「時来矢」の前は東京のホテルで長い間修行されていたとのこと。「真善美」とは哲学用語で、人間の理想としての普遍的な価値観をいうらしい。なにやら難しいが、真に善いものを美しく作る位に考えた方がわかりやすいかもしれんな。

メニュウを一通り拝見して、岩ガキを注文。オープンキッチンなので殻を開けるとことから盛り付けまでスムーズな展開がみえる。

海のミルクといわれるだけあって味が濃く磯の香りがすがすがしい。

皿鉢料理。これはこのまま盛り付けられるのではなく、注文を受けてさらに一手間かけてから提供される。他の料理もそうだが作り置きはしないという店長の心意気がいいね。

金魚酎ハイ。唐辛子を絞ると辛味が増して夏に最適なすっきり酎ハイだわ。

茄子の辛子和え。郷里栃木のばあちゃんの手作り野菜だそうだ。カメラの調子が悪く写りが暗いのは容赦。冷たくて出汁と辛子の塩梅がよかった。

和牛ヒレ西京焼。西京味噌に2,3日漬け込んだヒレをグリルしてある。それだけで美味しい。添えてあるピーマンもばぁちゃんの作。

出汁巻き玉子。玉子を溶くところからはじまる。基本の出汁に白醤油や味醂を加え調整して溶き卵に合わせて丁寧に焼く。ボリュームもあって淡い味付けで酒の肴にぴったりだね。
最後に「本日のまぜ御飯」を少し味見させてくれた。まながつおの血合いなどで魚系の風味のよい仕上がりだった。
生ビール1杯焼酎3杯と料理で5000円やや超えというリーズナブルなお値段。ただし全面喫煙可。