黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

ラ博打ち上げ


飲ませるからというと寒風であろうが雨が降ろうが必ず全員集まる、このチームワークがラ博での成功の源であろう。7月下旬「自作で出せるかなぁ。一人50杯ずつメンバー4人で作って200杯いけるかなぁ?」自作オフでは各自毎回30人前は作っていたから50人前は何とかなるだろうと踏んで、得意なラーメンをそれぞれ提供する形でいいのでは?とおそるおそる提案してみた。これが最初である。8月の説明会で主催者も出店者側もなにしろ初めてのことなので、何をどう用意するのか、同じ価格、統一の丼、ほんまに何万人も集客できるのか、500杯作れる店と100杯の店では条件が変わる等なかなかかみ合わない。しかし、ラーメン店主達になにか出来るかもしれないという機運が有ったことも確かだ。帰り際「みやま」の店主に挨拶をした。彼は「僕はこのイベントに賭ける!」と力強く僕の手を握った。僕は面食らってしまった。だって何の根拠もないじゃないか。日に50杯出てるかどうかの店がである。主催者の予測では30軒出店して2万人来場したら単純計算で1店700杯弱だ。もちろん1000杯出せる店もあれば500杯のもあるだろうがそれはそれでかまわないとのこと。この規模に僕は自分の考えが甘いことに気がついた。200杯では全く追いつかないのだ。とにかくバラバラのではなくまとまった一品を500杯は用意しないとダメだ。50杯作るノウハウと500杯のそれとは全く異なる。こりゃこまった。500杯x300cc=150リットルのスープが必要だが、そんなコンロも寸胴も何もないのだ。つづく