黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

製麺機


田中式とも小野式とも呼ばれる製麺機。脚など一部形が異なるが基本的な構造は同じで鋳物製。高さは30センチくらい、麺塊2kgくらいなら一度に圧延でき、絶妙な仕組みで歯車を切り羽に切り替えられる家庭用の簡易製麺機です。昔農家ではうどんをその都度打っていました。当時は製麺所の麺は食堂などに50玉100玉もしくはそれ以上の大口に卸すものでした。それが昭和30年ごろスパーマーケットの出現によって市販されるようになり1玉単位で買えるようになりました。そのためこの製麺機は時代の役目を終えたと言えますが現在でも出回っています。結構人気がありオークションでは3,4万円の値が付くようです。写真のは数年前地元の農家の方が引っ越す際に譲り受けたもので工業高校の生徒さんにサビ落とし研磨歯車の調整をしていただいた完動品でございます。