黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

Tokyo Ramen of the Year=TRY

TRYオリジナル通販ラーメン 新人賞セット3029円(送料別)

箱。大賞に続いて新人賞の4食がとどいた。

麺創研かなで 紅(くれない)。新人賞味噌部門第一位。太さの異なる7種類の麺。茹では太い方に合わせて、細麺はピロピロな状態で喰うらしい。

参考資料:おそらくこのような切り羽を使っていると思われる。下が普通の切り羽(巾が均等である)。

チャーシュウを用意したが豚バラ肉が沢山入っていた。煮キャベツも添える。赤いのは辛味オイル。

天地返しして頂きました。スープは味噌味、辛味オイルを全部入れたら辛い。スープの粘度が高く太さが違うので啜りにくい。TRYの選考評では太さが異なることで食感に違いが出て新鮮という評価であった。個人的には麺自体は美味しいがきしめんのような平麺が細麺を凌駕して細麺の存在感を感じにくかったし、高粘度と高辛味のスープでは楽しめなかった。

本枯れ中華そば 魚雷。新人賞しょう油部門第一位。期待していた「かなで」で満足できなかったので「魚雷」で取り返そうと思って焦って作り始めた。ここで取説を確認すればよかったのだが作ってしまった。なにかへんだなスープは高粘度で麺は極太。「魚雷」の中華そばはサイフォンで仕上げるあっさりスープに細麺のはずだ。梱包されていたのはつけ麺だったのだ。広告にも取説にも「つけ麺」と書いてある。勝手な思いこみだった。まぁ、結局はつけて食べるのだからこういう食べ方でもいいやと言い聞かせていただきました。美味しかったけど本来食べたかった「魚雷」ではないので落胆は大きい。「かなで」に続き二連敗気分。

しかし授賞したのは「本枯れ中華そば」なんだから、それをセットにするべきじゃないのか?同じ店であるとはいえしかも「つけ麺」は大賞部門の5位とはいえやはり釈然とせんなぁ。

焙煎汐蕎麦処 金字塔。新人賞しお部門第一位。こんな塩ラーメンは岡山にはない。写真では油が浮いているのでうまく透明感が現せていないが美しく透き通ったスープに香りのある油が浮いていて黄金色に輝いている。麺は細麺。この香りの元はトリュフらしい。食べたことがないのでわからんがありがたそうである。なによりこの香りはすばらしい。アサリとかシジミのような貝類のものかと思っていた。

麺屋 奨(たすく)。新人賞豚骨しょう油部門第一位。これも授賞した「らーめん」ではなく「つけ麺」がラインナップされている。
東京では高粘度濃厚系が一世を風靡しているみたいですね。今回大賞新人賞で8食中5種が濃い系であった。どれも特徴があるとはいえ僕には食べにくいし終盤どれも同じ味に思えてしまう。結局魚粉か。