黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

成田家中店@北区表町

ラ学朝市のウチアゲ

個人的には場所、メニュウ、個室の状態などから一番頻度の高い成田家。

酒はポットで頼む。もちろんお銚子もあるよ。お銚子と徳利は異なるものだと最近知った。元来お銚子は金属製で柄がついていて柄杓に注ぎ口がついたようなもの。昔は直接火にかけて燗をしたので柄が長い。一方徳利は水筒代わりの瓢箪を真似て陶器で作られたもの。江戸時代の後期になって燗を湯煎でするようになると柄のついたお銚子では使い勝手が悪くなり徳利に変わっていった。現在一般的には元の形のお銚子を見かけることはなく酒器としての名前だけが残ったらしい。そうそう、三三九度で使いますね。

早めに行ったので先に空きっ腹を癒しておこうという魂胆だった。そしたらつまむ前に全員集まってしまった。

きょうのボードメニュウから赤ナマコ酢。さすがの逸品。

〆サバ酢。絶対にはずせません。ブラックサバスじゃないよ。

焼物は、皮、つくね 砂ずり。湯豆腐、トリ酢、砂ずり唐揚げ、牛ハラミ焼。

二番目に高い「盛り合せ天」は690円。うれしくて涙が出るね。

〆の鉄火、かっぱ、穴子巻。鉄火とかっぱはともに280円、穴子は350円。まぐろとキュウリが同じお値段もすごいね。
成田家はどこも野菜がうまい。つま(添え物)なので少量しかないが、かいわれを鳥皮と一生食うと油分がさっぱりとするし、刺し身を大葉でくるむと香りが立つ、湯豆腐やトリ酢のネギはいつも新鮮だ。野菜サラダがあればそれだけで三合はいけるな、それはないか。