黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

東京にて 深川不動尊、富岡八幡宮

研修会で上京。

早めに着いたので寄り道。深川不動尊参道口の伊勢屋で朝飯代わりの穴子玉子焼きを買う。さほど人は多くなく、ゆっくり散歩できる。すさまじい読経の声が境内に鳴り響いている。生声なので余計に迫力を感じるね。

お隣の八幡宮では骨董市をやっていて古い器や着物、装飾品などが売られている。

古着やら

食器やら

 ベンチに座って玉子焼きを食べていると、聞くともなしに聞こえた来た会話。
客「この器はどこから?」
主人「シナでございます」
客「いつ頃のものかなぁ」
主人「**時代の頃と思われますなぁ」
客「その時代にこういう糸底は無かったはずだなぁ」
店主「さようですか」客立ち去る。
玉子焼きを食い終わって頭を上げると、別の客
別客「親父、この器はいつのものだ?」
店主「**の頃かと」
別客「ん、その時代にこの糸底は無かったなぁ」立ち去る。
耳を疑ったわ。(僕の視界にはいなかったが)近くにいて前の客とのやりとりを聞いていたんだぁ。落語みたいな噺じゃなぁ。東京っておもろいところじゃわ。