黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

備前岡山京橋朝市

午前2時集合。星が出ている。雨の心配はなさそうだ。風は強め。鍋に木の葉など風に飛ばされた異物が入らないようにしないとね。丼も飛ばされないように対策が必要だ。

一番の問題は麺茹で湯の交換である。一旦冷めたら沸騰するまで時間がかかる。6〜7分程度とはいえお客様をお持たせすることになるしスッタフもイライラしてくる。僕らにとって肉体的にはすこしの間休めるアイドルタイムではあるが目の前の行列を尻目にのんびりできるほど図太い神経の持ち主はいない。それより整然と列がさばける方が気持ち的に楽だ。今回は二つ用意して常にどちらかが沸騰している状態が保てるようにした。

チャーシュウを作った際にできるにこごり。これは鍋にもどす。味の重要な要素になる。

午前6時前になって発電機がガス欠で停まった。日の出までは間があるしテント内は真暗、すべての作業が止まった。販売直前だったのですでにテントの周囲にはお客様が30人くらいいた。混乱を防ぐため事情を説明した後急遽整理券を配る。再開のあてはないがとりあえずそんなことしかできなかった。整理券を作るのに石橋凌一氏が協力して配布までしてくれた。心強かった。幸いにして一肌脱いでくださる方がいてガソリンが補給でき20分遅れで販売が開始された。色々な方々のご協力とご理解で僕らのラーメンは出来上がっています。感謝。

完成品。