黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

某すし店

昔からそこにあった。外見上パッとしない門構えだし営業している時間帯に通り掛かることもなかったので見過ごしていた。何年も前に友人から「近所なのに行ったことがないのか。外観で判断するなんて君らしくないじゃないか」と言われても寿司は回転を第一選択にしていたのでスルーしたままだった。
今回縁があって初訪問できた。

小さな店で常連さんだけで手一杯のようなので店名住所は伏せておきます。

しめ鯖。手をかけているように見えないのがすごいね。身のしまりが抜群。

炙り鯛。この店の定番のようだ。皮が芳ばしい。

さより。肉厚でも繊細な状態。

中トロ。

イカ塩。これはすごい。イカの耳の部位に塩がパラリと振り掛けられていて細く海苔が巻かれている。この海苔の量が大事だね。イカの香りを消さず磯の香りが漂う位の巾。

ヒラメ。たしか大根おろしだったと思う。やや酩酊気味。

穴子。海苔の巾に注目。身の柔らかい穴子を包みこんでいる。

鮪のづけ。これも定番らしい。みなさん〆に注文していた。

赤だし。何が違うのかわからんが、よくある赤だしとは一線を画している。
他にとり貝、鮪と沢庵の叩いたにぎりなど。面白いのはとり貝にぎりを注文した際「オススメじゃないけどいいですか?」ときかれた。旬を過ぎようとしている時期とのこと。オススメじゃないってのがすごいね。あえてお願いして頂いたが僕には美味しかった。