市販の豆餅に歯ごたえがなく物足らないと思っていた。うるち米が使われてないことに気がついていろいろ調べてみたら、うるち米を混ぜる方が少数派ということがわかった。子供の頃の豆餅には微妙な粒々感があって豆餅ほど膨らまなかったのはそのせいだったようだ。売ってないのなら自分で作るよりないね。
餅米にうるち米を2割ほど混ぜて12時間水にかす。「かす」いうのは方言ですね。お米を炊く前の一連の作業、米を研いで水に浸しておくことを言います。狭い意味では「水につける」ことを指し、米だけでなく汚れ物を洗い桶に入れておく、染み抜きのために溶剤に漬けてしばらくおくなどで使います。
いい黒豆です。軽く煮ました。つまみ食いしたらスゲーうまかった。
20分ほど蒸し、餅つき器でこねる。
試作一回目こねるときに豆を入れたら吹き飛んだり皮がむけて見苦しくなったので、試作2回目はつき終わってから豆をめり込ませる作戦に切り替えた。餅つき器だと水気が多くなって腰がないのが残念。もっともこの器械は20年以上前の製品なので今時のはどうだかわからない。
蒸す加減とかうるち米の量などは、もう何度か試行錯誤しないと決まらないけど第一回目としてはそこそこな出来だったな。子供の頃味わった食感がでるまでしばらくやってみよう。