黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

星乃家@北区磨屋町

一人呑みをやってない頃は焼き鳥屋のノレンはくぐりにくかったな。一人呑みの場合時間をどうやって使うかが問題だ。店主が気を遣って話しかけてくれることもあるが忙しいし、隣の客と話が合うことは極めて希だ。とくに開店直後に行く事が多いから客はまばらか僕一人の事が多い。それがモバイルを手に入れてからは、対携帯という関係が日常になったので対人性は薄くなる一方だ。端から見れば変なオタクにも見えるかもしれんな。

焼き鳥屋の老舗である。創業から60余年経つそうだ。

辛口の酒がチロリで運ばれてくる。

かわ(2串340円)。間にゴボウが挟んであるのは岡山ではお馴染み。このゴボウが適度に脂を吸ってうまいのなんの。キャベツにはソースがかけられている。

きも(2串340円)。タマネギが挟まれている。これが甘いタレをまとっていい仕事してるわ。火加減も絶妙で生っぽくないのできもの苦手な人でもOKかな。

ずり(2串340円)。これは塩焼き。タマネギの甘さがズリの愛想のなさを補っていい一体感を出している。

つくね(2串340円)。モスラみたいじゃ。つなぎが少なくびっしり身である。軟骨系は感じなかったから入ってないか、入ってるとすれば極繊細に刻んであるかだ。
串カツ、若鶏バタ焼きも名物らしい。じっくり腰を落ち着けて呑んでみたい店である。