黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

池田促成青果@北区本町

7月15日
富士麺のチャレンジ 野菜だけを使ったラーメン試食

ここが基点となって多くの企画が飛び出してくる。

今回は冨士麺さんのアイデアでスープ、具材に使うのは野菜だけというコンセプトのラーメンである。麺は富士麺22番、オイルは植物系オイル、他には塩、醤油、味噌。ラーメンのスープといえば鶏ガラ豚骨海鮮ものが定番だけに、どんなのが出来るのだろうと興味津々で参加した。

醤油ラーメン。出汁は昆布、エノキ、椎茸、ゴボウなど。トッピングレタス、水菜、コーン、パプリカ。まずゴボウの香りがクンと来る。ゴボウは大好きなのでちょっとうれしい。スープはやや塩っ気が多いが、慣れない厨房と機材なのでしかたないし今回のコンセプトには影響ない。具の野菜は噛み応えの異なる選択をしているので肉っ気のなさを感じさせない。出汁に使ったゴボウとエノキが再利用されていて無駄がないし、これが美味い。

冷やしラーメン。スープと麺は同じだがギンギンに冷やされている。タレは塩。トッピングはマスカット、白桃、ピオーネ、コーンとベビーリーフ、レタス、オクラなどだ。

準備されたフルーツ。

取り分けていただきます。

スープを注ぐ前。具材の様子がわかる。よく冷やしてあるのでオイルが少なめでもスープは活きる。甘い物と塩っ気のものの組み合わせは、鷹取醤油の「醤油アイス」でもわかるように決して冒険ではないから工夫次第でラーメンにも応用できる。甘と塩の狭間で麺は難しいな。太麺より細麺それも極細麺の方が合う気がする。次回は麺の太さも考慮して試作してもいいかな。

味噌ラーメン。味噌ダレ以外は醤油と同じ。ゴボウがいい働きをしている。味噌汁の延長的で全く違和感なし。

中央が冨士麺の料理人の方、右は池田さん、左は参加者のおひとり。
野菜ラーメンに将来があることを確信。これならラーメン屋だけでなく街の食堂でも提供可能だ。ビストロで小ぎれいにアレンジしてもらってもいい。ヘルシーで軽くいので女性受けも期待できる。