黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

ムーンライダーズチケット


架空楽団が28年間コピーし続けている本家が30周年を迎えた。記念コンサートが日比谷野音で開かれる。野音は東京で生活していた時代最も思い出深い場所である。1971年4月上京したおり下宿に荷を置くやいなや駆けつけたのが野音である。ロックインビテーションの第一回目だった(日比谷ロック・フェスティバルといったかもしれない)。午後1時から9時まで当時のロックバンド勢揃いだったなぁ。ツーマッチ、モップス、ルイズルイス加部グループ、ブルースクリエーション、ヘルプフル・ソウルとかいろいろ記憶が混ざって正確じゃないけど。そのころは毎週どこかでコンサートがあって欠かさず見に行っていた。入場料が300円〜500円。たばこが100円、銭湯が17円、40円で地下鉄は都内をほぼカバーできたし、毎月の仕送りが4万円(下宿代込みでもこの金額は恵まれていた。普通は3万5千円くらい)。この年シカゴ、フリー、グランドファンクが来日。外タレは武道館や後楽園球場だったが、日本のロックは野音だったなぁ。
で、今回ムーンラーダーズが野音で演るわけだけどその前座を架空楽団が務める。名誉なことだ。鈴木慶一氏をして『我々が解散しても続けて欲しい』と言わしめた、ライダーズとあがた森魚の曲しかやらない極度に趣味的なバンド架空楽団

ほかのゲストは青山陽一/あがた森魚/遠藤賢司/曽我部恵一/高橋幸宏/直枝政広カーネーション野宮真貴/原田知世/PANTA/ポカスカジャン/みうらじゅん他。