黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

再仕込み

運命を天に呪うこともあれば奇蹟のような好運に恵まれることもある。先週作ったタレは微妙な計算間違いで「使えるのか?」「悪くない、でもどうあわせる?」自問自答する出来であった。しばらく寝かせておく一方再仕込みの準備も並行させる。最悪全量破棄である。

おそるおそる味見。寝かせた分マイルドになっている。再度火を入れ計算し直した分量に合わせ、しばらく安静にさせておく。

ゆで卵を作る。あえて固茹でである。

殻を剥く。

味をつける。

試作品2号。できたばかりの煮卵、メンマ、チャーシュウの代わりにゲソ天、茄子天。心配されたタレはいい感じに修正できているようだ。あとはどれだけ澄んだスープにできるか、でもこれは最優先事項ではないので現場での一発勝負的なものになるな。毎回何かが起こる。麺が届かなかったり、発電機が停まったり、ボンベが凍ったり、チャーシュウがなくなったり、その都度手助けをしてくださる方が現れたり、知恵を貸してくれたり、撤収後豪雨になってなにもかも洗い流してくれ路面の清掃が不要になったこともある。僕たちは人と天に恵まれている。すべての恵みに感謝します。