黒爺のハーフボイルドな71年

黒爺の食い散らかしの恥 書き捨て

満天望@北区中山下

ラーメン中600円

1月に開店。初訪。

開店当初の「ニンニク入れますか」の張り紙でリクエストに応じて入れてくれる方式だと思っていたが、ニンニクは自分でつぶす方式に変わったようだ。右の黄色蓋小瓶はおろし生姜、奥の黒いキャップは酢。

麺量は中、ヤサイ増しで注文。

ニンニクを二片つぶす。クラッシャー方式の店はよく見かけるが、使った後ツブシ器をどうしていいかわからない。そのままだと絞りかすが残っているし、かといって指でつまみ出すのもいい気はしない。早くラーメン食いたいしね。他の店でも「そのままでいいですよ、洗いますから」と言ってくれる所もあれば、カスが残ったままの店もある。いずれにせよ簡単な表示でもあれば気にすることも無いんだが。
しかしなぜ銘々方式に変えたのか。オープン時のチラシには「ニンニク入れますか」の文字がある。
「ニンニク入れますか」は二郎系でトッピングを尋ねられるときのコールのひとつで、ニンニクの量(ナシ、ふつう、マシ、マシマシなど)をきいている。いまでは「にんにく入れますか」はインスパイア系の店名になるくらいで独立した言葉になっている感がある。
しかし岡山では認知度が低くく「ニンニク入りが当たり前」と解釈されるのか、あからさまに敬遠されるのでこの張り紙は外したと店主の言。
歌舞伎町の二郎で修行経験を持つ店主は、岡山のニーズに合わせると二郎系から遠ざかって行くのではと心配しているが、ダントツをはじめインスパイアは徐々に増えつつあるので頑張って欲しい。

天地返し。野菜がてんこ盛りなので、このまま食べると野菜ばかりを食べてからやっと麺にたどり着く食べ方になるし麺ものびてしまう。麺を被せるように引き出して野菜を沈めると麺はのびないしと野菜も冷めず両方バランスよく食べられる。
二郎から専用の醤油が手配出来るので再現性はいいと思うが、僕には本家の経験が無いので何とも言えない。チャーシュウは炙ってあり食べやすい。出汁はしっかりしていてほどよい辛さ、アブラはきめが細かくどぎつさは無い。言うなれば上品な二郎だ。むしろ岡山でも受け入れやすいタイプだと思う。女性客の方が多い場所柄なのでその辺のアレンジは必要かもしれないが。二郎系と謳わなくても野菜多めのヘルシーラーメンで十分通用するとおもう。
営業時間 
[月〜土]
11:30〜14:30
17:00〜20:00
日曜定休