くろわさんす亭@北区幸町
地鶏と魚介のビスク風のラーメン1500円 白ワイン1200円
鴨のフォアグラのポアレ 無花果のサラダとともに2800円
数ヶ月に一度フランス料理の店で開催されるラーメンイベント、20食限定
ワインのことは無知だが、赤より白の方が好み。
シェフの前の席は、動きがよく見えてスリリングだ。
地鶏と魚介のビスク風のラーメン1500円
ビスクとは、クリームベースの滑らかで濃厚な味わいのフランスのスープで、裏漉しした甲殻類のクーリをベースとして作られる。(wiki)
スープには、讃岐コーチンのガラ、モミジ、手羽先や昆布、いりこなどの海鮮系、くろわさんす亭のおなじみ「天使の海老」も使っていて香り豊かでクリーミーな仕上がりになっている。
具材にも凝っていて、広島産ムール貝、牛窓産マッシュルーム、これまたおなじみのアンコールペッパーペーストで和えた赤タマネギと海老、キャベツもやし三つ葉など。さらにチーズの摺り下ろしがふんだんにかかっていて、配膳されてまず感じるのはチーズの香り、スープを口に含むと海老の香りが広がる。
深い重層構造性をもったスープを、冨士麺がしっかりと支えている。この麺あってこそのラーメンだねぇ。まるで源義経に仕える武蔵坊弁慶のように力強い。
(天使の海老は、ニューカレドニア産の最高品質の海老のこと)
ラーメンの余韻を残しつつワインをお替わりして、二品目は鴨のフォアグラのポアレを注文。
フォアグラにはイチジクがのっていて、フォンドボーを赤ワインで煮詰めたソースがかかっている。ほんのり甘く香ばしいソースは、何かしら郷愁を感じる。フォアグラをちゃんと食ったことはないが、歯触りがよくなめらかだね。イチジクのつぶつぶといい対比をしている。